第3日 〜2004.8.17(火)〜

稲毛駅→柏駅東口

18.稲毛駅10:01→10:24海浜幕張駅(千葉海浜交通) 200円 千葉200か・837 日野(ノンステ)
稲毛駅のバス
 
 今日、最初に乗るのはマリンスタジアム行きのバス。平日よりも休日の方が便数が多いという路線。平日の初便は、この10:01。そんなこともあって、今朝はゆっくり自宅を出発することができた。
 千葉海浜交通は、千葉のバスではめずらしく3扉の車両が多いのだけれども、やってきたのは2扉のノンステップバスだった。運賃先払いだが均一運賃ではないので、「海浜幕張駅まで」といって、金額をセットしてもらってから、バス共通カードを機械に通す。
 バスは京成稲毛駅前を通り、稲毛陸橋を下っていく。稲毛海岸駅を出ると、京葉線の高架に沿って走っていく。検見川浜駅は駅前ではなく、ちょっと離れた高速バスと同じポールに停まる。でも、ここからの乗車もあった。
 まだ空き地の多い埋め立て地の中を走っていく。海浜幕張駅が近づくと、だんだんとビルが増えてくる。カルフール前を通って、海浜幕張駅に到着すると、親子3人を残して、全員が降りてしまった。
バス車体前から
バス車体後ろから
19.海浜幕張駅10:35→10:44幕張本郷駅(京成バス) 210円 習志野22を32−63 ボルボ/富士重工
海浜幕張駅ロータリーにて
 海浜幕張駅まで来たのは、全国的にもめずらしい連接バスに乗るため。ただ、バス停の時刻表にも普通のバスと連接バスの区別は書かれていない。どうしても連接バスに乗りたいのなら、来るまで待つしかないのだ。待つといっても、日中でも5分ごとの頻発路線だから、そのうち来るだろう。その通り、2本ほど待つとやってきた。
 乗り込んでみると、やっぱり長い。後部の座席に座ると、カーブの時曲がっているのがよくわかる。連接部分にも座席があるから、あそこもおもしろそうだが、横は幌で窓がないのが残念。海浜幕張駅を出たときは2人だった乗客も、免許センターからは大勢乗ってきた。ちょうど、講習でも終わった頃合いなのか、みんな冊子を手にしている。乗車時間わずか9分で、終点の幕張本郷駅に着いてしまった。もう少し乗っていたかったかなと思う。しかし、すぐには折り返さないようで、行き先表示もそのまま、待機レーンに停まっている。これ幸いと、小雨の降り始めた歩道橋から撮影した。
連接バスの車内
幕張本郷駅にて
20.幕張本郷駅11:10→11:43津田沼駅(京成バス) 370円 習志野200か・470 日野(ノンステ)
幕張本郷駅前のバス
 やってきたのは、まだ新車の臭いのするノンステップバス。終始、住宅街の中を走っていくような路線。センターラインはあるものの、大型車のすれ違いがぎりぎりといった道幅のところが多い。元は津田沼〜屋敷という路線の延長なのだろう。たしか、かなり遅くまでツーマンで残った路線だという記憶がある。
 途中、京成大久保駅を通るので、そこを境に乗客の入れ替わりもけっこうあった。それでも、総武線からも京成線からも、ほどよく離れたところを走っていくので、津田沼駅に近づくに連れて、だんだんと乗客が増えてきた。
 京成津田沼駅前で降りたのは、わずかに2人。やはり津田沼からだと東京方面への乗客は、京成ではなくJRを使う人が、圧倒的に多いのだろう。
 電車ならわずか1駅のところを、バスで30分以上かけて乗り通す乗客はまずいないだろう。だまってバス共通カードを通すだけで降りられるので、少しは恥ずかしさが抑えられる。
21.津田沼駅12:33→12:54東船橋駅(習志野新京成バス) 260円 習志野200か・265 日デ/富士重工(ワンステ)
津田沼駅バス停にて
 この路線は、私がまだ船橋に住んでいた頃にはなかった路線。当時は、ワンマンの前原公団行きとツーマンの千葉病院行き。それに1日1本だけだったツーマンの飯山満二丁目(現飯山満二丁目自治会館前)行きがあった。そして、船橋〜飯山満二丁目〜薬園台車庫という別のツーマン路線があった。つまりこの路線、全体的に見通しの悪い狭い道が多い路線なのだ。
 やって来てのは、中型のワンステップバス。数分前にあった団地東口行きのバスを見送って待っていた人が多いから、千葉病院以遠に行く人が多いのだろう。その予想は当たって、団地東口までに降りたのは数人。そこを過ぎると、いきなり道が狭くなる。それでも、千葉病院前で半分以上の人が降りた。そこから先は、センターラインもない狭隘路。ツーマン時代と道幅はほとんど変わっていないようだった。
 ここから先は、東船橋駅へ向かう人がぽつぽつと乗ってくる。庚申前は、かつて船橋から来る薬園台方面と高根木戸方面のバスの分岐点だった。高根木戸方面の次の停留所は雄鹿野という小規模な団地の停留所で、折り返し便もあったところなのだが、経路変更で雄鹿野バス停さえも今はなくなってしまった。その後も、ひたすら狭隘な昔ながらのバス道路を走って、東船橋駅へと向かっていった。
22.東船橋駅13:12→13:23船橋駅(船橋新京成バス) 170円 習志野200か・313 日デ/西工(ノンステ)
東船橋駅のバス
 芝山団地始発の船橋駅行きを待つ。定刻にやってきた。電車で1駅だから、ここから終点まで乗る人はいないだろう。あやうく通過されそうになりながら乗る。
 車内のプレートを見ると、西日本車体工業のものが見える。富士重工がバス製造をやめたため、関東地区でも西工のバスが見られるようになってきたという。それでも、今回の旅で西工のバスに出会ったのは、これが最初だった。
 船橋中央市場から2人ほど乗ってくる人がいただけで、全員が終点の船橋駅北口で降りた。そういえば、子どもの頃は新京成バスにも数本だけ船橋駅南口に発着する便があったのだが、今は新京成バスは北口、京成バスは南口と決まってしまった。そのためか、車内放送では「船橋駅北口」と言っているものの、行き先表示は「船橋駅」になっている。
23.船橋駅13:30→13:55鎌ヶ谷大仏(船橋新京成バス) 310円 習志野22を32-84 日デ/富士重工(ワンステ)
船橋駅のバス
 船橋駅北口のバスターミナルは、円形の敷地の周りが乗り場になっている。バス乗り場から外へ出るには、階段かエスカレータを上がらなければならない。よく知っている駅前だけに、とくに行きたい場所もないので、そのまま次のバスに乗り継ぐことにする。
 鎌ヶ谷大仏へは二和道経由、夏見北・金杉町経由、医療センター・金杉町経由の3系統がある。その中で、一番本数が多いのは二和道経由。日中でもほぼ15分間隔の運転だ。距離距離も一番短い。
 ついてすぐのバスに乗っていく。平日昼間の便だから、それほど乗客は多くはないものの、停留所ごとの乗降はそこそこある。バスはやがて、小学生の頃行った、市民プールのある運動公園前を通っていく。バスは馬込沢バス停から、木下街道に入る。この先、しばらく木下街道を行くバスを乗り継ぐ形になる。
 踏切を渡ってすぐが鎌ヶ谷大仏。バスは、誘導員が対向車をストップさせている間に右折して、車庫の敷地内に入ったところが降車場だった。
24.鎌ヶ谷大仏14:08→14:21白井駅(ちばレインボーバス) 290円 習志野200か・319 日野(ワンステ)
鎌ヶ谷大仏駅のレインボーバス
白井駅に着いたレインボーバス  ここからは、西船橋を起点としているちばレインボーバスに乗り継ぐ。ちばレインボーバスは、Webサイトで鉄道時刻表のような全停留所の時刻を載せているので、それを調べて15:08のバスに乗る予定だった。この路線は30分ごとの運転なので、運が良ければ30分前に乗れるかなと思っていたのだが、何と接続がよく1時間前の便に乗れてしまった。
 ここからの乗車がけっこういて、やはりこれだけの長距離になると乗り通す人は少ないのだろう。しかし、鎌ヶ谷大仏から乗ったお客さんも、次々と降りていってしまった。木下街道を右折して千葉ニュータウンへの片側2車線の広い道路へ入ったところが、根バス停。名前からして、もっと何もない林の中を想像していたのだけれどもそうでもなかった。結局、終点の白井駅まで乗ったのは2人だけだった。
25.白井駅14:47→15:14高柳駅(ちばレインボーバス) 550円 習志野22を31−24 日野(ワンステ)
白井駅前のバス  1時間も早く白井駅に着いてしまったので、調べてきた時刻は役に立たない。ポールの時刻で今後の予定を組み直そう。予定では、15:30の白井車庫行きに乗って、白井保育園前で五香駅行きに乗り換えて高柳駅。でも、これまた運がいいことに高柳駅へ乗り換えなしに行ける鎌ヶ谷市役所行きに接続できた。
 白井駅からの乗車は3人。自分以外の2人はスーツにアタッシュケースというスタイル。昼間のローカル便に社用の方が乗るというのも、なかなかない風景ではないだろうか。
 ニュータウンを抜けて、再び木下街道を走っていく。その木下街道を左折したところが白井保育園前。白井車庫方面は、このまま木下街道を直進するようだ。車内放送が、この先白井工業団地まで自由乗降区間だと告げている。人家はほとんどなく畑や林が続く中を走っていく。たしかに停留所の間隔もかなり開いているようだ。やがて信号を左折すると、白井工業団地。道の両側に大きな工場が続いている。そんな中の団地十字路バス停でスーツ姿の2人が降りてしまい、車内は自分だけになってしまう。
 中ノ瀬バス停の手前で、白井車庫行きのバスとすれ違う。あちらは、日野リエッセ。まだ今回の旅では乗っていない小型バスだった。1時間後の白井車庫発との乗り継ぎプランにしていたなら、あちらに乗れたのかもしれない。やがて、航空自衛隊下総航空基地のフェンスに沿って走る。その自衛隊正門前から2人乗ってくる。しばらく走って、駅前の一方通行路にある高柳駅バス停に到着した。
26.高柳駅16:32→17:02柏駅東口(東武バスイースト) 370円 野田200か・・82 いすゞ/富士重工
高柳駅にて
 予定より1時間ほど早く高柳駅に着いたものの、この先は1日7本のローカル路線。結局、予定通りの便しかなく、1時間以上の待ち時間になってしまった。バス停隣のスーパーで菓子パンと飲み物を買ってきてバス停のベンチでおやつタイム。やがて、当初の予定だった五香駅行きが、予想通り先ほどのリエッセでやってきた。
 発車時間よりかなり早くバスがやって来たので、写真を撮った後で乗り込む。このバスは、野田ナンバー。これで千葉県内の4つの登録ナンバー全部に乗ったことになる。
 高柳駅からの乗ったのは自分だけだった。それでも、途中から乗ってくる人がけっこういる。立っているポールの時刻を見ると、いくつかの系統が一緒になったようで、本数も増えている。
 やがて、商店が続き高いビルが見えるようになってきた。そして、放送が終点を告げた。

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