第2日 〜2006.4.2(日)〜

三郷中央駅→水戸駅

6.三郷中央駅8:10→8:42吉川駅南口(メートー観光)350円 春日部230い・・77 三菱(ノンステ)
三郷中央のメートー観光 三郷中央のメートー観光  今日は天気予報では、午後から雨の予報。実際、空はどんよりと曇っている。なるべく雨がふらないうちに遠くまで進んでおきたい。計画では、次の8:40のバスだったのだが、間に合ったので8:10のバスでスタートする。
 メートー観光は、JR吉川駅を中心に運行している会社。道路運送法の改正を受けて、2002年11月に路線バスに新規参入した会社だ。真っ黄色の車体はかなり目立つ。運賃は、下車地申告制の前払いだった。
 三郷中央を出てしばらく行くと、ピアラシティというショッピングセンターに寄っていく。ここで働いている人だろうか、私以外のすべてが降りてしまった。
 三郷市役所では、正面ロータリーに東武バスのポールが立っているものの、このバスは脇へ曲がり駐車場へ行く。こちらには、メートー観光、マイスカイ、飯島興業といった、小型バスで新規参入した会社のポールがずらりと並んでいた。
 吉川駅へ近づくとだんだんと乗客が増え、いつしか満員になってしまった。
三郷中央のメートー観光
7.吉川駅北口9:00→9:15松伏役場前(茨城急行自動車)330円 春日部200か・236 日野(ワンステ)
吉川駅の茨城急行  次は北口から、茨急バスに乗る。正式な会社名は、茨城急行自動車。でも本社はこれから行く埼玉県の松伏町にあるという。埼玉、千葉、茨城の3県にまたがって路線を延ばしている会社なのだ。
 これから向かう松伏方面は、ゆめみ野東行きかエローラ行きに乗ればよい。時刻表で確認すると、次のバスはゆめみ野東行きだった。
 駅前を出てしばらく行くと、バスは中川に沿って走る。菜の花の咲いているところや、ちょうど桜が満開のところもあって、乗るよりも走るバスを写真に撮りたい衝動に駆られてしまう。
 もともと少なかった乗客も下赤岩で、とうとう自分だけになってしまった。しばらく行くと、松伏第二中学校入口とうバス停があった。松伏という名がスピーカーから流れ出したから、下車はまもなくなのだろう。何せ初めての土地だから、下車停留所の車内放送だけが頼りだ。
 やがて松伏役場前と放送が流れて、降車ボタンを押す。東京からの高速バスも来るところだから、ちょっとしたターミナルになっているのかと思ったら、なんのことはない、県道沿いの普通の停留所だった。
8.松伏役場前9:26→9:44野田市駅(茨城急行自動車)340円 野田200か・299 日野(ワンステ)
松伏役場前の茨城急行 松伏役場前バス停  同じ茨急バスの、新越谷駅と野田市駅を結ぶ路線に乗り換える。やってきたのは、先ほどと同じ塗色のバスだが、登録ナンバーが春日部から野田に変わった。茨城急行自動車という会社名だけれども、春日部は埼玉だし野田は千葉だ。
 しかし、こんどのバスは混んでいた。乗った時点では空席なし。ほぼ全員が中高年。どうやら、野田にお花見に行くようだ。目的地は清水公園辺りなのだろうか。それでも松伏で下車があり、空席に座ることができた。
 やがて、野田橋で江戸川を渡り、埼玉県から千葉県へとはいる。バスは、正面に「東大沢橋・中野台経由」とあるとおり、まっすぐ野田市駅へとは向かわず、左折して中野台を経由していく。野田の市街地を抜けて、愛宕神社前を右折して、東武野田線の愛宕駅前を通っていく。
 バスは踏切を渡らず、その手前を右折して線路沿いに野田市駅へと向かっていった。
9.野田市駅10:10→10:36辺田香取神社前(茨城急行自動車)550円 野田200か・294 日野(ワンステ)
野田市の茨城急行 野田市駅  野田市駅の駅前に広いバスの待機場があり、ここが茨城急行自動車の車庫になっているようだ。時間になって、そのなかの1台がやってきた。
 いったん、野田の市街地を走り、小学校前から先ほどのバスと同じ経路をたどる。愛宕駅前で踏切を渡って直進し、立体交差の国道16号線をくぐる。県境の芽吹橋南詰バス停まで、野田市駅から15分ほどだった。
 芽吹橋で利根川を渡り、東京・埼玉・千葉・茨城と、今回のバス旅も4つめの都県へと入った。茨城県に入って坂東市。岩井市と猿島町が2005年3月に合併して誕生した市だ。
 自然博物館入口は、本当に入口で博物館までは少し距離がありそうだった。大利根ゴルフ場入口もその名の通りで、ゴルフ場は見えない。
 辺田三叉路を過ぎると、国道354号線にぶつかる。そこを左折した、辺田香取神社前で下車する。ここは、茨城急行自動車と関東鉄道の両方のバスが停まるバス停。次に乗る道路の反対側のポールを見てびっくり。なんと3本もポールが立っている。その3本目は東京行きの高速バスのもの。しかもバス停の名は「大利根カントリー入口」だった。
辺田香取神社前バス停
10.辺田香取神社前10:53→11:12水海道駅(関東鉄道)530円 土浦22あ14−71 三菱
辺田香取神社前の関東鉄道  岩井と水海道を結ぶ関東鉄道のバスは、ほぼ1時間に1本の運転。しかしながら、平日と土休日では運行時刻がまったくちがい30分ほどずれている。今日は日曜日。ポールの時刻を確認すると10:47で10分ほどの待ち合わせだ。もう、予定は狂い放題で、最初の予定より1時間以上早く進んでいるから、ポールで時刻を確かめるしかないのだ。それが、10分待ちとは何とラッキーなことか。
 でも、バスは6分ほど遅れてやって来た。やってきたバスに乗り込むと、乗客はいなかった。岩井から乗った客がすでに降りてしまったのか、本当にまだ誰も乗っていなかったのか。運行頻度からすれば、もう少し利用客のいる路線だと思っていたのだが。
 バスはひたすら国道354号線を走る。乗客は途中で1人乗ってきただけだった。鬼怒川を豊水橋で渡ると、そこは水海道の市街地だった。
 関東鉄道の線路の手前で右折して、市役所前を通り駅へと向かう。途中に、そのものズバリの「踏切」という名のバス停があった。
11.水海道駅11:30→12:39土浦駅(関東鉄道)940円 土浦200か・443 日野(ワンステ)
水海道駅の関東鉄道  今度のバスも、運行頻度は1時間に1本。それにもかかわらず、待ち時間は18分ほどと接続がよかった。
 駅前は広くタクシーは何台もいるが、待機しているバスはいない。バスの車庫が近くにあるようで、時間ギリギリまでやってこなかった。やってきたバスは、正面窓下に大きな赤い字で「ワンステップバス」。側面にも大きく「ONE STEP」と書かれていた。まだ茨城県には、ワンステップバスやノンステップバスが少ないから、アピールしているのだろうか。
 市役所前まで、先ほど通った道を走り、右折して国道354号線をまた走っていく。水門バス停からは脇の集落の中の道を走る。みどりの駅へ寄ったあと、再び、国道から離れて谷田部の市街地に入っていく。
 学園並木という停留所名をよく目にしたので、とても大きなバスターミナルと思っていたら、スーパーの脇の普通のバスのりばという感じで予想がはずれた。
 水海道を出たときは空いていたバスも、土浦市内に入るとかなり乗客が増えた。それに、水海道から乗り通した乗客が自分以外に4人ほどいた。
12.土浦駅西口13:00→13:14市民会館前(キララちゃん)100円 土浦200あ・424 三菱(ノンステ)
土浦駅前のキララちゃん 土浦駅前のキララちゃん  土浦から水戸までどうしようか。茨城県内をバスで北上するのは、これが4回目。土日だと、経路が限定されてしまう。同じ経路をたどるのも、バス代の割におもしろくはないし。
 ということで、NPO法人まちづくり活性化バス土浦が、2007(平成19)年3月31日まで試行運行している、まちづくり活性化バス「キララちゃん」に乗って行くことにする。全部で3コースあり運送事業者はAコース「市民会館循環」とBコース「市役所循環」が関東鉄道。Cコース「霞ヶ浦循環」が土浦地区タクシー協同組合。今回は、Aコースにのって、市民会館まで行く。
 左上が関東鉄道のバスで、左下が土浦地区タクシー協同組合のワゴン車。コースや車両が違っても、塗色は同じオリジナルのもの。車内の案内によると、いくぶん幼稚園の青組さんのお友達が描いたものだとか。
 ノンステップバスに、乗客は4人。商店街といい、住宅地といい、本当に狭いところを上手に走っていく。そんな住宅街で親子が降りていく。いったん広い通りに出た市民会館前でこちらも降りることにする。
キララちゃん
13.市民会館前13:35→14:44水戸駅北口(関東鉄道)800円 土浦200か・680 いすゞ
市民会館前のTMライナー 市民会館前バス停  次に乗るTMライナーとは、筑波・土浦(T)〜水戸(M)を結ぶ特急バス。一部常磐自動車道を走るものの、JTB時刻表では一般の私鉄・バスのページに掲載されている。たまたま一部高速道を通る特急バスということで、利用することにしよう。
 バスは5分ほど遅れてやって来た。乗客は数名。ほとんどの人が寝ているようだ。市民会館前を発車すると、土浦一高前、つくば国際大学に停まるが乗客はなし。その先の土浦北インターから高速道にはいる。高速道はいたって快調。友部ジャンクションで常磐道から北関東自動車道に入る。
 茨城町東インターで一般道に降りる。県自動車学校、米沢中央を通過し、県庁BTは下車客なしのため、寄り道もせずそのまま通過。県福祉会館、千波、千波湖、常盤神社入口と放送が流れる。大工町から水戸駅までは、すべての停留所の放送が流れた。

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