第1日 〜2007.11.23(金・祝)〜

函館駅→恵山登山口

1.函館駅14:40→16:32恵山登山口(函館バス)1480円 函館22か・592 日デ/富士重工
函館駅前の函館バス 未成線  11月の3連休。JR東日本の三連休パスを手に千葉を出た。「はやて」「白鳥」と乗り継いで、14時過ぎに函館駅に到着した。
 そんなわけで、初日に乗るのは函館駅から恵山登山口までの1本だけ。最初は終点の恵山御崎まで行って引き返してこようと考えていたのだが、終点の恵山御崎は恵山岬ではなく、道路の行き止まりの集落らしいことがわかりやめる。これで30分以上早く宿には入れる。
 やってきたのは、トップドアの長距離仕様の路線バス。湯の川温泉までは市電の走る道を行く。その先右折して、海沿いの国道278号線を延々と、函館駅から約2時間走っていく路線だ。左手の函館空港の高台が終わると、汐泊川を渡る。左手に数本の橋脚が見える。国鉄時代の未成線「戸井線」の遺構らしい。
 その先の小安から海沿いの旧道を行く。道の両側に集落が伸びている。上汐首で国道に戻る。この先に亀田半島最南端の汐首岬があるはずなのだが、車窓からはよくわからなかった。
 圧巻は日浦を過ぎてからの、海沿いの狭隘路だ。断崖を通り抜けるトンネルの手前で、通行禁止のような海沿いの狭隘路へ入っていく。バス1台がやっとの道。落石が多いのか、鉄板の覆いがある短いトンネルが連続する。人家もまったくなく、なんでこんなところを走るのだと思っていると、ようやく海沿いの集落の中に入っていく。集落の中に折り返し場を作る余裕はない。集落の中を通そうとすれば、片側はあの狭隘路を通るしかないのだった。
旧道のトンネルを走る
宿泊 石田温泉
石田温泉 夕食は海の幸  今日の泊りは石田温泉。ここも自治体合併で函館市になってしまった。函館駅からバスで2時間もかかるのだが。
 恵山登山口で降りて、山の方に少し登ったところとの簡単な地図が載っていたので、それにしたがって坂道を登る。すぐに人家がまばらになってしまった。
 さて、どこにも案内がない。恵山登山道などと書かれているが、これで間違いないのだろうか。心配になり、車庫で車を整備していた地元の方にうかがうと、1本道が違うとのこと。
 正しい道を聞いて、石田温泉を目指す。バス停から歩いて、たっぷり20分はかかってしまった。建物はまだ新しく、通された部屋も気持ちよかった。
 夕食は部屋出しだそうで、やがてイカをはじめいろいろな魚料理を中心にした膳が運ばれた。いやあ、なかなかおいしい。ビールも2杯ほど飲んでしまった。
 温泉もなかなか気持ちよく、1泊目はぐっすり眠れそうだ。PHSも通じないので、旅日記も書けないし。
 窓の外に見えた島影?が気になったので、翌日宿の方に聞いてみた。あれは函館が見えているのかとたずねると「ここから函館は見えないんです。あれはお向かいさんです」という。そう、ここからみえていたのは下北半島だったのだ。ということは、あれが大間あたりなのだろうか。
 翌朝は、宿のご厚意で恵山登山口バス停まで車で送っていただくことができた。感謝。昨夜、歩いて20分以上かかった道を、5分もかからずにバス停まで運ばれた。
下北半島が見える

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