第1日 〜2010.9.17(金)前半〜

熱海駅→(定期観光バス)→伊東駅

1.熱海駅9:10→14:28伊東駅(伊豆東海バス)2300円 伊豆230あ・523 いすゞ/富士重工
定期観光バス乗車券 バス停の案内  伊豆半島東海岸のバスは、2ヶ所で断線している。そのためバスだけで海岸線をたどることは出来ない。1ヶ所は熱海市と伊東市の間で、もう1ヶ所は伊東市と東伊豆町の間だ。
 それでも、熱海市と伊東市の間は定期観光バスを利用すれば、バスで移動することができる。しかも、東海自動車のウェブサイトによると、伊豆フリーQきっぷの利用者は差額支払いで乗車できるとある。そこで、インターネットから伊豆フリーQきっぷ利用でと断ってHコースを申し込んでおいた。
 熱海駅前の案内所に行って、代金の支払いとチケットの受け取りをする。代金は2300円だった。正規料金は4600円だから、何と半額になってしまった。これで、シャボテン公園の入園料や小室山リフトの乗車代、昼食代が入っているのだから驚きである。
 乗り場は熱海駅前の10番ポール。ここが定期観光バス専用になっているようで、各コースの案内がポールに書かれてあった。
 バスの写真を撮っていると、運転士さんから「このバスは古くてね」と声をかけられる。いえいえ、富士重工マキシオンの折り戸タイプのハイデッカーなんて、なかなか出会えない車両になってきましたから。
定期観光バス
熱海ロープウェイ
正式な公共交通機関なのに市販の時刻表に記載されない熱海ロープウェイ
松
初代「お宮の松」と同世代の松
Hコース見学地:サボテン公園
入園券
カンガルー インコ
カピパラ プレーリードッグ
送迎バス チンパンジー
チンパンジーのタラコ唇  今日の定期観光の乗客は、自分を含めて3名。伊豆高原駅からの乗車がなかったので、少し早めにシャボテン公園に到着した。ここへ来る途中、伊東の車庫の前を通過した。ピンク色に塗られた「リンガーベル号」が停まっており「今は貸切以外ではほとんど動かさないのですが」というガイドさんの解説とともに、ちょっぴり徐行して車窓からみることができた。
 路線バスだと坂の下がバス停で、そこからトラム風の連絡バスで上がってくる。しかし、定期観光バスは入園口のすぐ前が下車・集合場所だった。
 中に入ると、シャボテンよりも動物たちの展示に目が行ってしまった。カピバラやプレーリードッグなど、映像では見たことがあっても、生で見るのは初めての動物たちが多く、それらを間近に見られるのは大人でも楽しい。
 チンパンジーのショウの時刻に合わせて、そちらの会場に移動する。正式名称は「どうぶつ学習発表会」という。その動物の知能や運動能力の高さを、目の前で見せてくれるというもの。知能が高いから、ギャグも理解しているのでしょう。トレーナーさんが「タラコ唇」っていったら、こんなことをしてくれた。
 もう時間と、集合場所に戻る。「もうちょっといたかったでしょ。そう思わせてリピーターをつかむのが、定期観光バスの作戦ですから、また来て下さいね」というのがガイドさんのお言葉だった。
Hコース昼食・見学地:小室山レストハウス 小室山リフト&展望台
レストハウスでの昼食 小室山リフト
小室山から見た伊豆急行
初島を見る 展望台
小室山全景  シャボテン公園の向かいには、大室山というすり鉢状のみごとな草山がある。噴火口の跡だそうで、観光リフトもある。しかし、ここは別会社の経営なので定期観光バスはパス。
 自社が観光リフトをやっている小室山へ向かう。到着すると、まずは昼食になった。差額2300円しか払っていない。先ほどの、シャボテン公園の団体入園料は1500円する。この昼食だって、普通に払えば同じくらいするだろう。量は少々少なめだが、今の自分にとっては十分な量だった。
 食事が終わって、小室山にリフトで登る。これも、ぞうがん美術館入場料込みで、普通に買ったら600円する。いくら系列会社ばかり利用しているからとはいえ、差額2300円は何かの間違いではないかと思ってしまう。
 リフトが登るにつれ、花がたくさん咲いている。これはなかなかきれいだ。青空にピンクの花。緑の草木と鮮やかな光景が広がる。
 山頂駅の展望台からの眺めもよかった。川奈ゴルフ場の向こうに初島が見える。そして、テツにうれしかったのは、伊豆急行の川奈の鉄橋が遠望できたことだ。しばらく粘って、リゾート21が走っていくところを撮影した。せっかくだから、ぞうがん美術館もお邪魔して見学だけしてきた。
Hコース見学地:伊東マリンタウン
マリーナ 初島
道の駅きっぷ  Hコース最後の見学地は、伊東の道の駅『伊東マリンタウン』というところ。見学時間が30分しかないので、遊覧船に乗る時間はない。
 まずは、隣の建物の温泉のフロントに行って、道の駅記念きっぷを買ってくる。本格的ではないけれども、バスや鉄道で立ち寄れる道の駅にいったときは、記念きっぷを買うようになってしまった。
 その後、海沿いの遊歩道を歩いて、先ほど山の上から見た初島を、今度は水平に見たりする。さっきよりも近くなった分、大きなホテルが建っているのがよくわかる。
 それから、いくつかのお店をのぞいていると、もう30分が経ってしまった。時間を気にしながら、バスに戻ることにした。このバスは、出発地の熱海駅まで行く。伊東駅途中下車は自分だけ。もし、伊東駅下車がいなければ、このまま北に進んで熱海駅に直行したのだろう。
 バスはいったん南にある伊東駅へと向かっていく。ガイドさんと他の2人のお客さんに見送られて、伊東駅前で定期観光バスを降りた。

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