第1日 〜2010.9.17(金)後半〜

伊東駅→赤沢海岸→伊東駅

2.伊東駅14:50→15:40伊豆高原駅(伊豆東海バス)840円 伊豆230あ・787 三菱
伊東駅の伊豆東海バス  東海岸は、この先伊東市と東伊豆町の間で路線バスが断線している。そこで、海岸沿いで一番伊東市の南にある赤沢海岸バス停まで路線バスに乗って、また伊東駅まで戻ってこよう。
 赤沢海岸行きのバスが出る伊豆高原駅まで、まずはバスに乗って行く。伊東から伊豆高原への路線は何通りかある。一番海沿いを行くなら、川奈経由のバスに乗って海洋公園へ行き、そこから伊豆高原へ向かうコースになるのだが、午後は川奈ホテルより先に行く便がほとんどない。
 そこで、吉田経由とある便に乗っていく。吉田というところまでは内陸を行くが、そこから海沿いに出て、富戸や城ヶ崎を通って行くコースだ。
 やってきたのは、オレンジの東海バスというイメージとは全く違う、緑色のラッピングをされたバスだった。丁寧に、タイヤホイールまで緑色に塗られていた。
 トップドア車なので、何となく観光地の路線バスに乗っているなという雰囲気になってくる。乗客も20人いるかどうかといったところ。それも、進むにつれてだんだんと下車していく。
 城ヶ崎口で観光客が数名降りて、数名乗ってくる。有名な城ヶ崎の吊り橋までここから歩いて行くことになる。自分も行ってみたいとは思うものの、今日はまだ見ぬ赤沢海岸バス停を目指そう。
3.伊豆高原駅15:45→15:53赤沢海岸(伊豆東海バス)280円 伊豆230あ・787 三菱
伊豆高原駅の伊豆東海バス  乗り継ぎ時間が短いので心配していたのだが、何のことはなかった。今乗ってきたバスが、そのまま赤沢海岸の行き先を出して、降車場から乗り場に移動してきた。
 乗客は自分だけだった。運転士さんに「赤沢海岸まで往復しますので、よろしくお願いします」と先に申告しておく。フリーきっぷで往復乗る変な人間は、目的を先に言っておく方が運転士さんも安心だろう。
 期待していた車窓は、今ひとつだった。道路が線路よりも山側を通っていて、海が見えるところがほとんどなかった。
 それでも、赤沢温泉を過ぎると左手に海が見えてきた。大きくカーブして、ああきれいだなと思ったところで左折して、海へと下っていった。
 いったいどこへ行くのだろうと思っていると、その海岸沿いにある駐車スペースの一角が、終点の赤沢海岸バス停だった。ここのロケーションは最高だった。途中の車窓なんてどうでもよくなってしまう。折り返しの発車まで少し時間があるので、坂道を登ったところから、海をバックに停まるバスを何枚も撮影してしまった。
4.赤沢海岸16:00→16:08伊豆高原駅(伊豆東海バス)280円 伊豆230あ・787 三菱
赤沢海岸の伊豆東海バス 赤沢海岸バス停  ちょうど日陰になっているので、海の青さがなかなかうまく写真で表現できない。露出補正をいろいろと調節しながら撮影をする。できれば、オレンジ車体で行き先が幕式のバスで撮影したかったが、そなことをいったらわがままだろう。天気のよい日に、このバス停で撮影できたことだけでも感謝しなくては。
 バスに戻ると、運転士さんが「バス好きなんですか。シャッター押してあげましょうか」と声をかけてくれる。バスは撮るけど、自分の写真はあまり撮らないので、お礼だけ言って辞退する。
 せっかくだからリンガーベル号のことをたずねてみると「団体貸切で希望があれば動かすけど、もう路線に入ることはないね」とのことだった。今回のバス旅で、乗ることが出来ればと思っていたのだが、どうやらかなわないようだ。帰りは来た道をそのまま戻ることになる。駅への入口だけインター状になっているので、行きとは違う道を走ったけれども。
5.伊豆高原駅16:15→16:35シャボテン公園(伊豆東海バス)460円 伊豆230あ・386 いすゞ/富士重工
伊豆高原駅の伊豆東海バス  伊豆高原から伊東に戻るルートもいくつかある。先ほどは、吉田、城ヶ崎経由だったので、今度は山側を通って行こう。定期観光バスでは行かなかった大室山のリフトが17時まで動いているという。せっかくだから、そこに行ってみたい。
 そこで、シャボテン公園行きのバスに乗って行く。海洋公園始発のバスで、ここから乗る人がけっこういた。時間から地元の学生の帰宅の足になっているようだ。でも、三連休の前日とあって、観光客もそれなりに乗っている。
 途中から、ああ、ここはさっき定期観光で走った道だなとわかるところに出た。別荘地の中のまっすぐな登り坂を登っていく。理想郷東口で左折して、さらに急な登り坂になる。
 ようやく勾配が緩くなったなと思ったら、もうそこが終点のシャボテン公園バス停だった。実際のシャボテン公園の入口はもっと上の方になる。どちらかというと、バス停は大室山リフトの乗り場の近くだった。
 いくらトラム型バスに興味があるとはいえ、同じ日にリピートする気はないので、大室山リフトへと向かった。
6.大室山リフト(池観光開発)450円(往復:伊豆フリーQきっぷ割引) 
大室山リフト 乗車券
旧火口  リフトの出札窓口に伊豆フリーQきっぷを示して「これで割引ありますか」とたずねると、あるとのことで、往復500円が450円に割引になった。
 小室山とは違い、ここのリフトはペアリフト。一人で乗るときは、上手くバランスをとらないといけない。片側に寄れないので、1人で乗るにはちょっと不安定だ。
 帰りのバスの時間があるので、お鉢周りをする時間はなかった。アーチェリー場になっている火口を眺めたり、遊歩道を少しだけ歩いて景色を眺めるだけにして、下山することにした。それでも、リフトの下車口からバス停までは早足になってしまった。
昼間の月
7.シャボテン公園17:00→17:44伊東駅(伊豆東海バス)690円 伊豆230あ・846 いすゞ/富士重工
伊東駅に着いた伊豆東海バス  シャボテン公園から伊東駅へも、なるべく今日通っていない道を走るバスに乗りたい。そこで選んだのが、一碧湖・城星経由というコースだ。
 発車間際に乗り込むと、観光客でけっこう席が埋まっている。それでも、一番前の一人掛けの席が空いていたので、これ幸いとそこに座っていくことにした。
 理想郷東口までは、先ほど通った坂道を下っていく。そこから左折して、別荘地の中の細道を走っていく。その途中にあるバス停からもぽつぽつと乗車があった。これから街へ買い物にでも行くのだろうか。
 池田美術館を過ぎてしばらく行くと、左手に一碧湖が見えてきた。ただ、2つに分かれた湖の間にある橋を渡って、閉鎖されてガランとした広場が広がる一碧湖美術館の前を過ぎると、もうほとんど湖面を見ることはできなかった。
 坂を下って国道に出ると、今朝から何回も走っている道になる。それでも、水無田から左折して細道へと入っていく。その先のショッピングセンターの前からまとまった乗車がある。市街地も、いでゆ橋や本町など、行きとは違う道を通って伊東駅へと入っていった。

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